まいど、トータルヘルスケアラボSORAの小西でございます。
最近、お客様から貴重なご質問をを頂きました。
小西さんって「慢性炎症」を親の仇のように言うけど、おススメの食材教えてくれへん?
ありがとうございます。
承知致しました。
それでは分野別に紹介させて頂きます。
また、慢性炎症が親の仇である理由もあわせてお伝えします。
▼参考にした研究論文はこちら▼
Barbara C Olendzki et al(2014)An anti-inflammatory diet as treatment for inflammatory bowel disease: a case series report
まず、おススメの食材をご紹介します。
私の場合、コストパフォーマンスを重視しちゃいますので
手に入れやすくて効果がある!
という目線でのご紹介になることは
ご容赦下さいm(_ _)m
では、発表します!
ドゥルルルルルルルーダン!
- 野菜部門:ブロッコリー
- 魚部門:サーモン
- 果物部門:ブルーベリー
- おやつ部門:くるみ
- 薬味部門:しょうが
- 調味料部門:オリーブオイル
みたいな感じです。
ふーんとしか言いようがないかも…。
<魚がやべぇ!>
タンパク質や良質な油を考えた場合
特に魚をお勧めしております。
カリフォルニア大学の研究では
- サーモン
- サバ
- アジ
- イワシ
- マグロ
- サンマ
など魚に多く含まれるn-3系脂肪酸は
慢性炎症とインスリン抵抗性を軽減するのに
非常に効果的であることを示しました。
食事でn-3系脂肪酸
特に魚油に多く含まれるDHAとEPAを多くとっていると
炎症を引き起こすマクロファージの受容体が活性化し
炎症反応が抑制されるそうです。
<発酵食品はもっとやべぇ!>
他にも「慢性炎症」を減らすための
効果的な食品として発酵食品を超絶推し推ししております。
スタンフォード大学の研究によると
発酵食品を多くとる食事スタイルは
腸内細菌の多様性を高め
炎症を減少させるのに効果的であると
報告されております。
発酵食品には
- ヨーグルト
- 納豆
- 漬け物
- 発酵チーズ
- キムチ
- 発酵ピクルス
などがありますね。
発酵食品を摂取した方々は
腸内細菌の全体的な多様性が増加し
その摂取量が多いほど効果は強まったそうです。
さらに、発酵食品を摂取した方々は
4種類の免疫細胞の活性化が低下し
19種類の炎症性タンパク質のレベルも低下していたそうな。
そのうちのインターロイキン-6は
炎症性サイトカインの一種で
2型糖尿病や慢性ストレスなどの症状とも関連しております。
私イチオシの食物繊維のみをとった方々では
こうした効果はみられなかったそう。
うーん、残念無念。
まぁいつも通りなんですが
- 発酵食品もたくさん食べましょ
- 野菜をたくさん食べましょ
- 果物もたくさん食べましょ
- お米も食べましょ
- 砂糖やジュースは極力!極力!極力!控えましょう
- お酒はほどほどに…
- NG食品は作らない(アレルギーは除く)
健康的な食生活はこれだけなんですけどね…
<なぜ「慢性炎症」は親の仇なのか?問題>
食生活を当院に相談したことがある人なら
一度は私から聞いたことのある親の仇「慢性炎症」。
身体の中で炎症状態がだらだら続く「慢性炎症」は
- 老化
- 動脈硬化
- 2型糖尿病
- 高血圧
- 肥満
- がん
などと関連が深いことが分かっています。
カリフォルニア大学の研究によると
「慢性炎症」は2型糖尿病とも関連が深く
心血管疾患、脳卒中、腎臓病、歯周病など
糖尿病の合併症を引き起こす原因になる
ということも報告されております。
オハイオ州立大学が発表した新しい研究では
米国人の10人に6人が炎症を誘発しやすい食事をしているみたい。
こわっ。!
自覚症状のない弱い炎症が
体内で長期にわたってじわじわ続くのが慢性炎症。
細胞の老化や内臓脂肪の増加に大きく影響しております。
また、不健康な生活をしていたり肥満があると
炎症性サイトカインなどの炎症性物質が必要以上に作られ
正常な細胞も傷ついてしまいます。
特に、内臓脂肪がたまっていて
血糖値が高くなりやすい人は
免疫細胞が炎症性サイトカインを分泌し
血糖値を下げるインスリンの働きが悪くなる
インスリン抵抗性が悪化しやすいです。
また、
インスリンを分泌する膵臓のβ細胞でも
炎症反応が続くことによって
インスリン分泌能や増殖能が障害されて
血糖値が上がりやすくなるとも指摘されております。
よって、「慢性炎症」は
万病のもと!
なんですよね…。
ただ、そんな恐怖の慢性炎症も
- バランスのよい食生活
- 適度な運動
- ストレス発散
- 十分な睡眠時間の確保
によって予防、改善がしやすいこともわかっています。
じゃあオレは何を食べたらいいんや?
私は慢性炎症対策として何をしたらいい?
と疑問に感じたら、是非当院にご相談下さいね。
https://lin.ee/i3F8lHP(QRコードが出るので読み取って下さい)
皆さんのご多幸をお祈り申し上げますm(_ _)m