まいど、トータルヘルスケアラボSORAの小西ですm(_ _)m
最近、お客様から貴重なご連絡を頂きました。
果物をたくさん食べるようになってから、あんまりイライラしなくなったんだけど気のせい?
いいえ、おそらく気のせいではありません(笑)
最近の研究ですが、
ストレスに強くなりたきゃ腸内環境を良くしていこう!
というデータが出ておりました。
それがコチラ▶Eric An et al(2024)Stress-resilience impacts psychological wellbeing as evidenced by brain–gut microbiome interactions
果物が全てではないのですが、とにかく食物繊維などを積極的に召し上がって頂いて、腸内環境を良くしていけば、感情的なプレッシャーに対処する脳の働きが良くなるかも、と述べられております。
今回の論文で研究者の方々がどのようなことを言っているかというと、
今回の研究は、腸内環境を整えると、脳の健康にも影響を与える可能性がさらに高くなる。
腸内細菌叢に良い影響を与える最も簡単な方法は食事だ。
食物繊維、プロバイオティクス、オメガ3脂肪酸、抗酸化物質を豊富に含むバランスの取れた多様な食事を摂ることによって、腸と脳のつながりをサポートできる。
それと同時に、超加工食品や精製された砂糖、人工甘味料、アルコールの摂取は最小限に抑えるのがよい。
みたいになります。
とにかく健康に良い食事を心がけて腸内環境を改善すれば、それによってストレス対応能力がUPするかもしれないということです。
腸はやっぱり大切。
研究内容をざっくりお伝えすると、
- 116人の男女を集めて心理テストを行い、みんなのストレス対応能力をチェック。参加者を「対応能力高い人たち」と「対応能力低い人たち」の2グループに分ける。
- 参加者の脳MRIを撮影して、感情コントロールと認知に関わるエリアの働きを分析。
- 同時に、参加者の腸内細菌叢も調べて、MRIの結果と比較。
という感じです。
すると、ストレス対応能力が高いグループほ、感情のコントロールと認知に関する脳活動が活発だったことに加え、ストレス対応能力が低いグループと比べて、腸内環境に大きな違いが見られました。
具体的には、ストレス対応能力が高い人の腸内細菌叢は、様々な化学伝達物質を生み出し、それによって体内の炎症が減る効果が得られ、さらには腸のバリアの強化に関わる遺伝子が活性していたそうです。
それとは逆に、ストレス対応能力が低いグループは腸のバリアが弱く、それによって毒素をブロックしながら必須栄養素を吸収する腸の機能が損なわれ、さらに体内の炎症がアゲアゲになっていたようです…。
もしかしたら、今後はメンタル改善の方法として、腸内細菌叢に着目した食事の処方が常識になるかもしれません。
実際、私の担当させて頂いているお客様でも、長年気分が落ち込んでいる方がお菓子を減らして、果物やヨーグルトを召し上がって頂くことによって、大幅に元気になられた方もいらっしゃいます。
今回の研究で具体的な食べ物は記載されておりませんでしたが、個人的には以下のような食べ物が良いのではないかと考えております。
- ハーブ全般:とにかくフラボノイドが豊富。
- ダークチョコレート:なんせ抗酸化物質が豊富。
- 全粒穀物:食物繊維量が多い。
- アボカド:オメガ3脂肪酸が豊富。
- サーモンやマグロ:こちらもオメガ3脂肪酸が豊富。
- ナッツ類:ビタミンBやマグネシウムが豊富。
- その他、食物繊維が豊富な食品すべて
ただし、食物繊維にも不溶性と水溶性があり、偏って召し上がってしまうと、逆に便秘や下痢になってしまう可能性があります。
毎日排便がある方もいらっしゃれば、便秘気味など、腸内環境は人によって、現状さまざまですもんね。
じゃあオレはどないしたらいいんや?
と疑問に感じたら、是非当院にご相談下さいね。
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皆さんのご多幸をお祈り申し上げますm(_ _)m