【最強の飲み物選手権第2位】は「コーヒー」となります。
当院では緑茶とコーヒーを激しく推奨しております。
その効果については以下のようなものが研究上認められておりますので、ご参考になりましたら幸いです。
①抗酸化物質が豊富
コーヒーには、炎症を抑え、心臓病、ガン、2型糖尿病などの慢性疾患を予防する様々な抗酸化物質が滅茶苦茶たくさん含まれております。
最初の研究(Simon et al , 2021)では、心臓に問題がない382,535人のデータを調べて10年間ほど追跡。
コーヒーと心臓病または脳卒中の発症を調べたところ、1日に2〜3杯のコーヒーを飲むと、心臓病、心不全、心拍障害、または何らかの理由で死亡するリスクが10〜15%低くなったそうです。
②認知機能の向上
カフェインは、特に持続的な注意力を必要とする作業において、
注意力、集中力、記憶力、反応時間を向上させてくれます。
カリフォルニア大学の研究(Unnava et al , 2018)では、
コーヒーを摂取してもらうと注意力が向上して、
会議においても積極的に発言したり、
相手の意見を肯定的に捉える傾向が確認されたそうです。
③気分を高める
コーヒーはドーパミンとセロトニンレベルに作用するため、
気分を高揚させうつ病の症状を軽減する効果がございます。
最近の研究(Min et al , 2023)においても、
コーヒーを毎日2〜3杯飲む人はうつ病や不安症のリスクが最も低い!と結論付けてました。
ただ、この量より少なくても多過ぎても問題あるんじゃないの?と言われておりますし、
アルコール同様カフェインの代謝能力は生まれつき決まっておりますので、その点はご注意ください。
加えて、15時以降のコーヒーは睡眠の質を悪化させやすいので、その点もご配慮下さい。
④運動能力を高める
カフェインは持久力、パワー出力、運動中の脂肪燃焼を高めてくれます。
2021年の研究(Mauricio et al , 2021)では、
運動開始30分前にコーヒーを飲むと脂肪燃焼効果が高かった様子。
ただし、お腹の具合との相談になりますので、個人的には1時間前でも全然問題ないと思われます。
実際、私個人で試してみても大した差は感じませんでした。
⑤その他の効能
- 肝臓の健康(Louise et al , 2017)
- パーキンソン病、 アルツハイマー病(Liu et al , 2016)
に効果がある!
とする研究がありますが、
この辺りは他の生活習慣との兼ね合いがありますので、
安易に結論を出すことはできません。
さらなる研究が必要な領域だと思われます。
しかし、悪いものではありませんので、試して頂く価値は十分にあると思われます。
⑥よくあるご質問
「インスタントコーヒーはダメ?」
「高いコーヒーを飲まないといけない?」
もちろん、重金属を排除したお高いコーヒーが良いのは良いのですが、
毎日1ℊの粉も落とさないよう…、とビビりながら飲むコーヒーはリラックスできません。
最近の研究(David et al , 2022)ではインスタントコーヒーもそこまで効果は変わらないよ!
というありがたい結論を出してくれております。
個人的にはペットボトルのコーヒーはあまり効果を感じませんが、
インスタントコーヒーでもコーヒーメーカーでもお好みのコーヒーを召し上がって頂くとよいでしょう。
以上の内容をまとめますと、
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コーヒーは1日2~3杯飲むと、病気の予防やメンタル、運動パフォーマンスなどに良い!
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他にも色々なことに効果がありそうだから、試してみる価値はあるで!
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睡眠の妨げにならないように、15時までには飲み終わってや!
となります。
ご参考になりましたら幸いですm(_ _)m