- は?
- うそ?
- ホンマかいな?
というご指摘を受けそうですが
結構本当の話のようです。
▼今回の参考内容▼
- American society for Microbiology(2024)Matcha Mouthwash Inhibits Bacteria That Causes Periodontitis
- Nakao et al(2024)Multimodal inhibitory effect of matcha on Porphyromonas gingivalis
- Hoshi et al(2020)Is the Association between Green Tea Consumption and the Number of Remaining Teeth Affected by Social Networks?: A Cross-Sectional Study from the Japan Gerontological Evaluation Study Project
<抹茶でうがいをすると歯周病の予防・改善>
緑茶でうがいをすると
歯周炎の原因となる細菌を減らせるという研究を
米国微生物学会(ASM)が発表しました。
他にも、日本の国立感染症研究所や日本大学などが
緑茶(抹茶)の抽出物が歯周炎の原因菌の増殖を抑え
口腔の細胞への付着を減らす可能性があることが分かりました。
歯周病は、細菌のかたまりである「プラーク」(歯垢)にひそむ歯周病菌が、歯茎や歯を支える骨に炎症を起こすことで発症する。
歯周病は、歯を失う原因の1位になっているだけでなく、糖尿病や心血管疾患、がん、リウマチなどとも関連している。
だそうです。
研究グループはまず
唾液に含まれ、歯周炎を引き起こす原因菌である
ポルフィロモナス ジンジバリスが増えるのを
抹茶が抑えることを実験で確かめました。
さらに、歯周炎のある45人の患者を対象に臨床研究を実施し
抹茶でうがいをした人の唾液サンプル中で
この菌の数が大幅に減少することを確認しました。
研究グループは患者を
- 麦茶のうがい薬を投与するグループ
- 抹茶の抽出物から作ったうがい薬を投与するグループ
- 炎症を抑える成分が含まれているうがい薬を投与するグループ
にランダムに分けました。
結果、抹茶のうがい薬を投与したグループは
歯周炎の原因菌が減ることが示されています。
抹茶は、歯周炎の予防と治療に臨床応用できる可能性があります
と、研究者は述べています。
す、す、すげーぜ緑茶…
緑茶を飲む習慣のある人は残っている歯が多い
緑茶を飲む習慣のある高齢者は
歯が多いという調査結果を
東北大学も発表しております。
2万4,147人の高齢者を対象に実施した調査で明らかになったもので
緑茶にはカテキンやフッ化物(フッ素)が含まれ
むし歯や歯周病を予防して歯の喪失を減らす可能性があるようです。
研究グループは日本の要介護認定を受けていない65歳以上の高齢者を対象に調査を実施しました。
その結果、緑茶を飲む頻度が高い習慣と
現在の歯数が多いことの間に関連がみられたようです。
緑茶を1日に4杯以上飲む高齢者は
飲まない高齢者に比べて歯が約1.6本多く残っていたみたいですね。
さらに、1ヶ月に10人以上の友人に会う高齢者は
友人に会わない高齢者に比べて歯が約2.6本多く残っていたそうです。
緑茶を飲む頻度が高いことと現在歯数が多いことの間に関連がみられ、特に1ヶ月に会う友人・知人の数が少ない高齢者は、歯を失うリスクが高いことが示されました
と研究者は発表しています。
外出機会が増えてきている昨今ですので
緑茶をたくさん飲んで
少し残った緑茶でうがいやマウスウォッシュを行えば
かなりの健康を担保できそうですね!